My favorite drummer

 

 

 

今回はアメリカ、ヨーロッパのMetal Bandで活動する

お気に入りのドラマーをご紹介します。

 

 

 


 

 

Dave Lombardo

Dave Lombardo(デイヴ・ロンバード,1965年2月16日-)は

キューバ系アメリカ人のミュージシャン。

スラッシュメタルバンド、スレイヤーの元ドラマーとして

知られている。

 

 

 

 

 

キューバ・ハバナで生まれ、2歳のときにアメリカ、カリフォルニア州

に移住する。10歳のときに父に350ドルのパール製ドラムセットを

買ってもらう。

1979年には自分のバンドを結成し地元でプレイするようになった。

1981年にはピザの配達業で得た給料と父から借りた金で1100ドルの

TAMA製ドラムを購入。そんな中、自宅の5区先にケリー・キングと

いう名のギタリストが住んでいることを知り、彼に会いセッションを

頼んだ。ケリーはこれを承諾し、その夜は自身のギター・コレクション

を見せたという。この出会いがスレイヤー結成のきっかけとなった。

 

 

Slayer

Slayer(スレイヤー)は、アメリカのスラッシュ・メタルバンド。

1981年、カリフォルニア州ハンティントンパークでジェフ·ハンネマン

(G)、ケリー·キング(G)を中心にデイブ·ロンバ-ド(Ds)、

トム・アラヤ(B, Vo)が集まり結成された。

スレイヤーの音楽スタイルは、高速のトレモロピッキング、

ツー・バス・ドラミング、不規則なリフスケールと、叫ぶような

ヴォーカルが特徴となっている。

歌詞とアルバム・アートには、連続殺人、屍姦、悪魔主義、反宗教や

戦争といったものが取り上げられ、それによりアルバムの発売禁止や

遅延、訴訟および宗教団体や市民から批判を受けることも多い。

だが一貫して音楽性を変えず、スラッシュ・メタル一筋でやってきた

彼らに多くのバンドが影響をうけ、叙情的、視覚的な面でも引用され

続けている。

全米でのアルバム総売上は350万枚を超え、世界中に多くの

信奉者が存在する偉大なバンドである。

2009年リリースの10thアルバム『World Painted Blood』は、

Billboard200で12位、全米Top Rock Albumsでは4位、

全米Top Hard RockAlbums chartでは2位に達した。

このアルバムを最期に、ジェフ・ハンネマンは毒グモにかまれた

ことによる感染種が原因で肝不全により死去。彼の遺作となった。

また、アルバム収録後デイヴ・ロンバードは脱退し、この作品は

オリジナル・メンバー最後の作品となった。

 

 

Slayer – Psychopathy Red

 

Dave Lombardo – Drum Solo

 

 

 

 

 

George Kollias

George Kollias(ジョージ・コリアス,本名ゲオルギオス・コリアス,

1977年8月30日-)は、ギリシャのヘヴィメタルミュージシャン、

ドラマー。音楽教師としても活動している。

 

 

 

 

特に、アメリカのテクニカル・デスメタルバンド、ナイルのドラマーと

して著名。コリアスは、ナイルのアルバムに参加したことのある

4人のドラマーの中で、初めてアルバム2枚以上で全曲を演奏した

ドラマーである。

コリアスは、セイビアンとエヴァンス、ヴィック・ファースとエンドーズ

契約している。加えて、アテネの現代音楽学校でドラムの講師と

しても活動している。

コリアスの参加していたエクストリミティー・オブセッションのギタリスト、

イラクリス・コリアスはジョージの兄である。

 

 

Nile

Nile(ナイル)は、アメリカのテクニカル・デスメタルバンド。

1993年、カール・サンダース (Vo、G)、チーフ・スパイアーズ (B、Vo)、

ピート・ハモウラ (Ds、Vo)により結成された。

ブルータル・デスメタルにエジプトの伝統音楽を融合させた独自の

スタイルを持つ。

ナイルの楽曲の多くはヴォーカル、ギターのカール・サンダースが

書いており、古代エジプトのワードを歌に取り入れる事も多い。

バンドはトリプル・ヴォーカルである時期が長く(『Execration Text』)、

一時期はメンバー4人全員がヴォーカルをとっていた時期もある。

2004年、脱退したトニー・ラウリーノの後任としてナイトフォールの

ジョージ・コリアス (Ds)が加入。ジョージ加入には、一時期ナイルに

参加していたドラマー、デレク・ロッディの推薦があったからだという。

2007年、アルバム『Ithyphallic』をリリース。アルバムからはシングル

Papyrus Containing the Spell to Preserve Its Possessor Against

Attacks from He Who Is in the Water』がリリースされた。

バンドはこれまでに8枚のアルバム、2枚のコンピレーション・

アルバム、3枚のEP、3枚のシングル、5つのミュージック・ビデオを

リリースしている。

 

 

Nile – The Fiends Who Come to Steal the Magick of the Deceased

 

George Kollias – Shall Rise Shall Be Dead

 

 

 

 

 

Travis Smith

Travis Smith(トラヴィス·スミス,1982年4月29日-)はジョージア州

ベインブリッジ出身のドラマーで、2000年に結成されたTriviumの創設者。

その高速フットワークと複雑なリズムのタム回しは「Revolve」や

「Modern Drummer」などの音楽情報誌だけでなく、他のメディアに

おいても何度か取り上げられ、その技術は高い評価をうけている。

 

 

 

 

2006年にはメタルハマー主催のゴールデン・ゴッズ·アワードの

「Best Drummer in the Universe」を受賞した。

しかし、トラヴィスとTriviumの関係は長年にわたって悪化しており、

2010年2月4日、バンド側はトラヴィスが正式に脱退したことを

発表した。

 

 

Trivium

Trivium(トリヴィアム)は、アメリカのヘヴィメタル・バンド。

2000年にフロリダ州オーランドで結成された

トリヴィアムとはトリヴィアの単数形で、文法学、修辞学、論理学

の三学科の教育論を意味しており、このバンド名は様々な音楽

分野を独自にまとめ上げようとする意図に由来している。

現在のメンバーは、オリジナル・メンバーでフロントマンである

マシュー・キイチ・ヒーフィー(Vo,G)、コーリー・ボーリュー

(G,Vo,2003年-)、パオロ・グレゴリート(B,2004年-)、

Mat Madiro(Ds,2014-)というラインアップとなっている。

 

 

Trivium – Becoming The Dragon

 

Travis Smith – Drum solo

 

 

 

 

 

Alex Rüdinger

Alex Rüdinger(アレックス・リューディンガー、1991年11月18日-)は、

アメリカ、メリーランド州フレデリック出身のドラマー。

 

 

 

 

13歳でドラムを始める。以来、イギリスのプログレッシヴ·メタルバンド

The HAARP Machine、アメリカのデスメタル・バンドThe Faceless、

カナダのメロディック・デスメタルバンドThreat Signalのドラマーとして

参加。また、セッション・ミュージシャンとしても活動してきた。

現在はOrdinanceや2013年にアレックス・ウェブスター(カンニバル・

コープス)、ジェフ・ルーミス(アーチ・エネミー、ネヴァーモア、

サンクチュアリ)、キース・メロウ(Demisery)と結成したテクニカル・

デスメタルの スーパーグループConquering Dystopiaで活動中。

彼の演奏スタイルはOpen-handed drumming(オープンハンド)

である。

 

 

The HAARP Machine

The HAARP Machineはイギリスのプログレッシヴ·デスメタルバンド。

もともとはAl Mu’min(G)のソロプロジェクトとして2007年に

創設された。2011年、Sumerian Recordsと契約。

Sumerian Recordsからの新人ということでデビュー前より

注目を集め、2012年デビュー・ アルバム『Disclosure』を

リリースする。

歌詞はAl Mu’minによるもので、テーマは社会経済的、政治的

問題を取り上げている。

バンドの音楽はクリーン&グロウルのデスメタル、メタルコアの

ヴォーカルスタイル、ジェントと呼ばれる変拍子を多用した演奏に

民族楽器シタールで中東のテイストを加えた一種独特な雰囲気を

持つ。

バンドは創設以来メンバーの入れ替わりが激しく、2013年の

時点で、バンドメンバーはAl Mu’minのみとなっている。

 

 

The Faceless

The Faceless(ザ・フェイスレス)はアメリカ、カリフォルニア州

ロサンゼルス、エンシノ出身のテクニカル・デスメタル・バンド。

2003年にギタリストのマイケル·キーンとベーシスト、ブランドン・

ジィフィンにより結成された。

2005年、バンドはアルバム『Akeldama』の制作を開始するが、

制作途中ドラマーのBrett Batdorfがバンドを脱退、制作は

中断される。

バンドはドラマーを募集し、複数のドラマーによる収録となった

(Andy Taylor (tracks: 2, 5), Brett Batdorf (tracks: 1, 3, 6, 8),

Navene Koperweis (track: 4), Nick Pierce (track: 7))。

翌2006年、デビュー・アルバム『Akeldama』をリリース。

“Akeldama”はアラム語であり、Field of Blood(血のフィールド)

の意。

2008年、2ndアルバム『Planetary Duality』をリリース。

ビルボード200で119位に達した。

2012年リリースの3rdアルバム『Autotheism』はビルボード200で

50位、ハードロック・アルバムチャートで3位、インディペンデント・

アルバムチャートで13位に達し、音楽情報誌「Kerrang!」や

「Revolver」からも絶賛された。

2013年1月、脱退したドラマーのライル・クーパーの後任として、

元The HAARP Machineのアレックス・リューディンガーが加入。

2014年10月20日、エバン・ブルーワー(B)とアレックス・リューディンガー

は、他のプロジェクトに専念したいという理由でバンドを脱退した

ことを、彼ら自身のFacebook上で発表した。

同年12月4日、ヴォーカルのジェフリー・フィコが脱退を発表。

創設時メンバーであるマイケル・キーン(Vo, G)が唯一のメンバー

となっている。

※2016年8月追記

2015年2月、バンドはFacebookでジャスティン・マッキニー(G)の

加入を発表。4月には、創設メンバーであるブランドン・ジィフィン(B)が

バンドに復帰、9月にはデレク・リドクイストが復帰した(Vo、2006加入、

2011脱退。2015年再加入、2016年再び脱退。後任としてアビゲイル・

ウィリアムズのケン・ソーセロンが加入した)。

 

 

The HAARP Machine | Pleiadian Keys

 

Alex Rudinger of The Faceless playing Xenochrist

 

 

 

 

 

Mark Mironov

Mark Mironov(マーク・ミロノフ,1989年5月28日-)は、ロシア、

サンクトペテルブルク出身のドラマー。

 

 

 

 

ロシアのデスコア・バンドMy Autumnに在籍していた。

2012年よりフランスのデスコア・バンド、Betraying The Martyrsに

加入した。

John BonhamやMike Portnoy、元SlipknotのJoey Jordisonに

影響を受けドラムを始め、16歳からさまざまなバンドでプレイし始める。

ロシアのデスコアバンドMy Autumnのドラマーとして活動し、わずか

数年の間にロシアの最も有望な若手メタル・ドラマーの一人として

知られるようになった(『The Lost Meridian』)。

 

 

Betraying The Martyrs

Betraying The Martyrs(ビトレイング・ザ・マーターズ)は2008年に

結成されたフランス、パリ出身のデスコア、シンフォニックデスコア

バンド。

ゴリゴリと攻めるサウンドの中に、シンフォニックなキーボードと、

クリーンパートをミックスし、センスの良いアレンジを見せる。

2011年、アメリカのメタル・レーベルSumerian Recordsとの契約

に至り、ヨーロッパ、北米ツアーなども精力的に行うというめざましい

躍進を遂げた。

2014年、2ndアルバム『Phantom』からリリースのシングル

『Let It Go』は2013年のディズニー長編アニメーション映画

「アナと雪の女王」の主題歌のカヴァー。

 

 

Betraying The Martyrs – Let It Go

 

Mark Mironov – Man Made Disaster

 

 

 

 

 

Jason Rullo

Jason Rullo(ジェイソン・ルロ,1972年7月17日-)はアメリカ、

ニュージャージー州ハッケンサック出身のドラマー。

 

 

 

 

1994年から4thアルバム『Twilight in Olympus』作成時を除いて現在

までアメリカのプログレッシヴ・メタル、ネオ‐クラシカルメタルバンド、

シンフォニーXのメンバー。

機械のように正確でテクニカルなドラムプレイが特徴。変拍子や

複雑なフィルインを狂い無く叩き続ける。

一見ダブルバスドラムを用いたような、スピード感溢れるプレイを

見せることがあるが、実は一つのバスドラムにツインペダルを併せた

ドラムセットを使用している。そのため、一見、音数に対して簡素な

ドラムセットに見られる時がある。これは、テクニカルドラマーには

あまり見られない珍しい編成であるが、同時に彼のトレードマーク

にもなっている。

 

 

Symphony X

Symphony X(シンフォニー・エックス)はアメリカのプログレッシヴ・

メタル、ネオ‐クラシカルメタルバンド。

1986年、ニュージャージー州でマイケル・ロメオと交流があった

コリー・ブライスがGeminiという4人組バンドを結成。このGeminiに

マイケル・ロメオがツアー・メンバー等として関わるようになる。

1989年、コリー・ブライスは新たなバンドの結成に着手、マイケル・

ロメオが正式なギタリストとして参加したのを含め同年秋に

メンバーが決定。1991年春にアルバムを完成させた時点でバンド

名をPhantom’s Operaに改称した。その後バンドのメンバーの

間に確執が生まれ、マイケル・ロメオとキーボードのジャック・ヤングを

除く3人が脱退。マイケル・ロメオはPhantom’s Operaに

新メンバーを加入させながら活動を継続し、並行してソロアルバム

「Dark Chapter」を製作。

これが契機となり、1994年、ヴォーカリストのロッド・タイラー、

キーボーディストのマイケル・ピネーラ、ベーシストのトーマス・ミラー、

ドラマーのジェイソン・ルロとともにバンド「Symphony X」を結成する。

同年、バンド名を冠したデビュー・アルバム『Symphony X』を

リリース。

2ndアルバム『The Damnation Game』制作開始と前後して

ヴォーカルのロッド・タイラーが脱退を表明、ラッセル・アレンに

交代した。

 

 

Symphony X – Sea Of Lies

 

Jason Rullo – Symphony X – Iconoclast – Midland Theater in KC

 

 

 

 

 

Pete Sandoval

Pete Sandoval(ピート・サンドヴァル、1963年5月21日-)は、

エルサルバドル・サンタ・アナ生まれのアメリカのヘヴィメタル

ミュージシャン、ドラマー。

 

 

 

 

セイビアンのシンバルとエヴァンズのドラム・ヘッドを使用

している。

1986年にデスメタル、グラインドコアバンドのテロライザーの結成に

参加。このバンドでドラマーとして名を広める。この時のピートの

ドラミングスタイルはその後のグラインドコアのドラミングに大きな影響を

与えることとなる。

1988年、ウェイン・ハートセルの後任としてモービッド・エンジェルに

加入。ピートは、モービッド・エンジェル加入前にダブル・ベース・

ドラムを使ったことがなかった。そのため、加入後にダブル・ベース・

ドラムの練習を行う必要があった。更に、加入から2か月と経たない

間に、モービッド・エンジェルは1stアルバム『Altars of Madness』を

レコーディングしている。

モービッド・エンジェルでダブル・ベース・ドラムをマスターした後、

テロライザーが極短期間再結成し、1stアルバム『World Downfall』を

レコーディングする。この際、ダブル・ベース・ドラムを用いた

ドラミングを用いてレコーディングしている。

この『World Downfall』は、グラインドコア屈指の名盤かつグラインド

コアの原型となるアルバムとなった。

 

 

Morbid Angel

Morbid Angel(モービッド・エンジェル)は、アメリカの

デスメタルバンド。

1983年にフロリダ州・タンパでトレイ・アザトース(G)を中心に、

マイク・ブラウニング(Ds)、ダラス・ウォード(ベース)の三人で

結成された。以来、メンバーを入れ替えながら活動を続ける。

ヴォーカルが不在の場合にはマイクがヴォーカルを兼任することも

あった。

デスメタルのジャンルで草創期から活動を続ける大御所的存在。

トレイ自身は「モービッド・エンジェルはライヴバンドである」と

公言しており、数多くのライヴをこなしている。

 

 

1986年、デヴィッド・ヴィンセントのプロデュースにより

『Abominations of Desolation』を録音し、デヴィッドがオーナーの

レコード会社よりリリースする予定であったが、完成度に満足して

いなかったことに加え、録音後にメンバーが交代したため、結局

1991年までリリースせずお蔵入りとなる(ただしそのうちの数曲は

リメイクされ、後のアルバムに収録された)。その後、デヴィッドがバンドに

加入する。

1988年、7月4日にロサンゼルスのバンド、テロライザーの

ピート・サンドヴァルが加入する。以降、トレイとピートのみが固定

メンバーとなる。

1990年代に入ってからもバンドはトレイとピート以外のラインアップは

安定せず、その後何度かメンバー・チェンジを繰り返すが、ピート・

サンドヴァルが椎間板ヘルニアを患ってしまい、これが原因で痛み無しに

ドラムを演奏することができなくなってしまう。

2010年ピート・サンドヴァルが長年わずらっていた腰の手術を受ける

ためバンドから一時離脱。

その後も、バンドから脱退はしていないながらライヴに参加することは

なかったが、2013年に正式に脱退した。

 

 

Terrorizer

Terrorizer(テロライザー)は、1986年にアメリカのカリフォルニア州

ロサンゼルスで結成されたグラインドコアまたはデスメタルバンド。

グラインドコアというジャンルの確立に大きく貢献したバンドの1つで

あり、デスメタルバンド、モービッド・エンジェルやグラインドコアバンドの

ナパーム・デス(ジェシー・ピンタード、G、1969年7月12日-2006年

8月27日に37歳で死去)、ノウジアのメンバーが在籍していたことでも

有名である。

現在のメンバー

・Lee Harrison(リー·ハリソン,G,2013年-)

・Sam Molina(サム·モリーナ,Vo,B,2013年-)

・Pete Sandoval(ピート・サンドヴァル,Ds,1987–1989, 2005–)

 

 

Morbid Angel – Maze of torment

 

Pete Sandoval – Dead Shall Rise

 

 

 

 

 

Tomas Haake

Tomas Haake(トマス・ハーケ,1971年7月13日-)は、スウェーデン、

エルンシェルツビク出身のミュージシャン、ドラマー。エクストリーム・

メタルバンド、Meshuggah(メシュガー)のドラマーとして知られている。

 

 

 

 

ハーケのへヴィ・メタルの音楽は、ジャズ·フュージョンやプログレッシヴ・

ロックなどの影響を受けていて、それらを引用している。

彼のお気に入りのミュージシャンの多くはイギリスやアメリカからの

もので、Saxon、Iron Maiden、Black Sabbath、Metallica、Slayer、

Testament、Metal Church、Rush(カナダのバンド)などを挙げている。

音楽情報誌、Modern Drummerの2008年7月号の読者投票で、

メタルのカテゴリーでナンバー・ワン・ドラマーに選ばれた。

 

 

Meshuggah

Meshuggah(メシュガー)は、スウェーデン出身のエクストリーム・

メタルバンド。 1985年、ギタリストのFredrik Thordendal

(フレドリック・トーデンダル)はウメオでMetallienというバンドを

結成し、数本のデモテープをレコーディングした後、解散。

1987年、Jens Kidman(イェンス・キッドマン)らと共にメシュガー

を結成した。

Meshuggahはイディッシュ語(meshuge)、ヘブライ語(məšugga)で、

英語の”crazy”(頭のいかれた)にあたる。

1990年、ドラマーのTomas Haake(トマス・ハーケ)が加入。

同年、バンドはドイツのレーベルNuclear Blastと契約する。

1992年にギタリスト、Mårten Hagström(マルテン・ハグストローム)、

2004年ベーシスト、Dick Lövgren(ディック・ロウグレン,

EX-Armageddon,EX-Last Tribe)が加入し、現在のライン

アップとなる。

1991年、デビューアルバム『Contradictions Collapse』をリリース。

1995年、2ndアルバム『Destroy Erase Improve』をリリース。

Future Breed Machine』、『Transfixion』、『Terminal Illusions

を収録したこのアルバムはローリング・ストーン誌の「50 Greatest

Prog Rock Albums of All Time」の42位に選ばれた。

1998年、3rdアルバム『Chaosphere』をリリース。アルバムからは

『New Millennium Cyanide Christ』のミュージックビデオが

リリースされた。

2002年『Nothing』をリリース。ビルボード200で165位に達した。

(2006年『Straws Pulled at Random』、『In Death‐Is Death』、

Future Breed Machine』の2005年イギリスのダウンロード・

フェスティバル2005でのライヴ映像と『Rational Gaze』、『Shed』、

『New Millennium Cyanide Christ』、『Rational Gaze

(Mr. Kidman Delirium version)』のミュージックビデオを収録した

デジタル・リマスター版がCDとDVDで再リリースされた)。

1991年のデビュー・アルバム『Contradictions Collapse』から

2012年リリースの7thアルバム『Koloss』まで、すべてのアルバムが

ビルボードチャートにランクインしている。

バンドは本国スウェーデンのみならずノルウェーやフィンランドの

スカンディナヴィア諸国、ヨーロッパや日本での人気も高い。

 

 

メシュガーの音楽性は当初、スラッシュメタルに近いものだったが、

徐々にテクニカルかつプログレッシヴな要素が増し、Djent(ジェント)

と呼ばれるジャンルを形成することになる。

7弦ギターもしくは8弦ギターの低音弦上でのパワーコードとブリッジ

ミュート(倍音を抑え、低音を強調するために用いられる奏法)によって

得られる独特なディストーションサウンドを擬声語として表したもので

ある。

このジェントにおける重要なアーティストでありサウンドモデルと

してメシュガー、あるいはバンドの中心メンバーである

フレドリック・トーデンダルが挙げられる。

また、ジェントと呼ばれる代表的なバンドには、ペリフェリー

アニマルズ・アズ・リーダーズ、ボーン・オブ・オシリスなどがある。

サウンドの違いを指す意味で用いられるが、かなりカジュアルな

用いられ方もされ、その指す所は本来の意味から離れ一定でなくなり

つつある(ジェント・バンドと見なされるバンドを含む幾つかのメタル

バンドのメンバーはこの用語を短期的・一時的なブームであると

見做し、そのジャンルとしての地位を疑問視し、また非難している。

インターネット発祥であることへの反発という側面もある)。

 

 

Meshuggah – New Millenium Cyanide Christ

 

Tomas Haake – Meshuggah – Bleed

 

 

 

 

 

Pete Chavez

Pete Chavez(ピート・チャベス,1987年3月12日-)はアメリカ、

サンディエゴ出身のドラマー。

 

 

 

 

テクニカル・ブルータル・デスメタルバンド、Slaughterbox

(スローターボックス)でドラムとヴォーカルを担当。

 

 

Slaughterbox

Slaughterbox(スローターボックス)は、テクニカル・ブルータル・

デスメタルバンド。

2000年、アメリカ、カリフォルニア州レッドブラフで結成された

(2010年-現在はサクラメント、カリフォルニア州)。

ピート・チャベスのグロウル、ガテラル、ピッグスクイールを

使い分けたヴォーカルと高速のドラミングが特徴。

2007年にデモ『Demo 2007』をリリース。2009年にはスプリット盤

『Crippler/The Loss of Human Dignity』をリリースする。

2011年に初のフルレンクスアルバム『The Ubiquity of Subjugation』

をリリースした。

現在のラインナップは、Pete Chavez(ピート・チャベス,Ds,Vo)、

Nick Liuzzi(ニック·リウッツィ,G,B. 2010年-現在)の2人。

 

 

Slaughterbox – Arrogance and The Loss Of Human Dignity

 

Slaughterbox ive @ On The Y CAPITALCHAOSTV.COM

 

 

 

 

 

Hellhammer

Hellhammer(ヘルハマー、本名ヤン・アクセル・ブロムベルグ

1969年8月2日-)は、ノルウェー、トリシル出身のドラマー。

 

 

 

 

Hellhammerのステージネームは、スイスのエクストリーム・メタルバンド、

Hellhammer(1982‐1984)に由来する。

主にブラックメタルを中心に非常に多数のバンドに参加し活動して

いる。特に1988年から正式メンバーとなっているMayhemのドラマー

として著名。Dimmu Borgirにも一時在籍していた (2005-2007)。

また、1990年にはSteinar Sverd Johnsenと共にArcturusを結成。

Arcturusは2007年に解散を発表するが、2011年に再結成し活動

している。

ドラマーとしての才能は傑出しており、ノルウェーのミュージシャンに

贈られる賞、Spellemannprisenを3度受賞している。

 

 

Dimmu Borgir

Dimmu Borgir(ディム・ボガー※追記 ディム・ボギア)は、

ノルウェーのシンフォニック・ブラックメタルバンド。

1993年、Shagrath(シャグラット、Vo)、Silenoz(シレノス、G)、

Tjodalv(トヨダルフ、Ds)により結成された。

2005年、バンドはセッションドラマーとしてメイヘムのドラマー

Hellhammerをフィーチャーした『Stormblåst』(1996年)の

完全再録音バージョン『Stormblåst MMV』をリリース。

2007年『In Sorte Diaboli』のリリース後、首の負傷により

Hellhammerが2007年のツアー半ばでバンドを脱退。

『In Sorte Diaboli』はビルボード200で43位、本国ノルウェーで

ブラックメタルバンド初の1位となった。

アルバムはノルウェーのIFPIによりゴールドに認定された。

バンドは長年にわたって幾多のメンバー・チェンジを繰り返し、

現在オリジナルメンバーはヴォーカルのシャグラット、ギタリストの

シレノスのみとなっている

 

 

Dimmu Borgir – The Chosen Legacy

 

Hellhammer drum solo

 

 

 

 

 

Daniel Svensson

ダニエル・スヴェンソン (Daniel Svensson、1977年11月20日 – )は、

スウェーデンのヘヴィメタルミュージシャン、ドラマー、ヴォーカリスト。

イン・フレイムスのドラマーとして著名。

 

 

 

 

ディメンション・ゼロのレコーディング時にセッション・ヴォーカリストと

して参加したことでイェスパー・ストロムブラードと知り合う。

1998年にイン・フレイムスにドラマーとして加入。

ドラマーとしては、Moeller Methodと呼ばれる技法の良い見本で

あるとされる。また、ミュージシャンとしてだけではなくレコーディング・

エンジニアとしての活動もしている。

 

 

In Flames

In Flames(イン・フレイムス)はスウェーデン、ヨーテボリ出身の

オルタナティヴメタル、メロディック・デスメタルバンド。

1990年に、イェスパー・ストロムブラードを中心に結成される。

デビュー当初、メロディック・デスメタルを切り開いた代表的バンド

として日本とヨーロッパを中心として活動していたが、2000年に

5thアルバム『Clayman』をリリース。このあたりからアメリカ市場を

意識したと思われる曲調が見られるようになり、6thアルバムの

『Reroute to Remain』で完全に方向転換し、オルタナティヴ・メタルや

メタルコア寄りのサウンドとなった。

 

 

In Flames – Take This Life

 

Daniel Svensson – MEINL DRUM FESTIVAL 2008 II

 

 

 

 

 

Joey Jordison

Joey Jordison(ジョーイ・ジョーディソン、本名:Nathan Jonas

Jordison、1975年4月26日生まれ ※下記追記あり)は、アメリカのドラマー、

ソングライター、レコードプロデューサー、マルチプレイヤー。

 

 

 

 

アメリカのへヴィ・メタルバンド、Slipknotのオリジナルメンバーの

一人で、バンド・コンセプトにおける中心人物。白塗り、コープス・

メイクをイメージしたマスク。現在は、キリストをモチーフにしたと

思われるイバラをマスクに巻きつけている。Murderdollsでは、素顔

のままでギターを担当。

他にコーンやミニストリー、ロブ・ゾンビ、オーテップやサテリコンなどの

サポート・ドラマーとしても活動。

(2016年8月追記※)2016年に立ち上げたバンドVIMICや、

ドラゴンフォースのフレデリク・ルクレール(G)、メイヘムのアッティラ・

シハー(Vo)、Dååth(ドス)のSean Zatorsky(Vo)、Loudblastの

Stéphane Buriez(G)、SethのベーシストHeimothと2016年に

結成したエクストリーム・メタルのスーパーグループSinsaenum

活動している。

体格は小柄で細身だが、業界屈指の強烈なドラミングを誇る。

ライヴでは、ドラムセットが空中で90°前傾して時計(反時計)

周りする大掛かりな機材を用いたドラム・ソロを行う。

ラーズ・ウルリッヒとは親交があり、かつてラーズがツアー中に

急病で倒れた際、ジョーイが代理でドラムを叩いたことがある。

マリリン・マンソンと非常に仲が良く、『Tainted Love』の

ミュージックビデオに友情出演した。また、ミニストリーのシングル

Lies, Lies, Lies』のミュージックビデオにも出演した。

使用するドラムはPearl(以前はOCDPのドラムを使用)、シンバルは

パイステを使用している。Pearlからはシグネイチャーモデルのスネア

ドラムが発売されている。またパイステからはSlipknotモデルの

シンバルが登場した。シンバル全体が黒く着色されているのが特徴。

スティックは、イーストンアヘッドのシグネイチャーモデルを使用

していたが、2008年からはPRO MARKのシグネイチャーモデルを

使用している。

イーストンアヘッドは軽量合金に合成樹脂のスリーブを使用したもの

であったが、PRO MARKのものは木材(ヒッコリー)に改められている。

自身のシグネイチャーモデルのスネアドラムはクレイドル・オブ・

フィルス、デビルドライヴァーなどのバンドでも使用されており、非常に

評価が高い。

 

 

(2016年8月追記※)2016年6月13日、ジョーイ・ジョーディソンは

Metal Hammer主催のイベント”Golden Gods Awards”において、

彼がSlipknotからの脱退後初めてそのことについて感情的な

スピーチをした。

彼は「私のSlipknotでのキャリアの終わり頃 ― ぜひ皆さんに、私と

ともに彼らに賞賛を与えて欲しいと思います。

我々(彼ら)は人生で多くを達成しました、そして、私は彼らの

幸運と最高の賞賛だけを祈ります。彼らのことは大好きです。…

Slipknotのキャリアの終わり頃に、私は横断性脊髄炎という

恐ろしい病気にかかり、私は足の自由を失いました。

私は、もうプレイすることができませんでした。それは最悪のケース、

多発性硬化症という非常に恐ろしい敵と向き合わなければならなく

なるということでした。

私は自分自身を奮起させました。そして治療に専念し、ジムで

自分自身を叩きのめしています。

横断性脊髄炎または多発性硬化症を患う人々にとって、私は

その病気ををひどく叩きのめすことができるというよい見本です。

私にできるのであれば、あなたにもできます」と述べた。

2016年6月21日のMetal Hammerのインタビューによると、

Slipknot解雇の理由についてジョーイはこう述べている

「バンド内のミーティング?特にない。マネージメントから?いや、

何もない。私に届いたのはこれまで私が全人生をかけて作り上げた

バンドの一員ではないと書かれた忌々しいメールだけだった。

こんなひどい仕打ちをされる覚えはない。だがそれは現実に起こり

私は非常に傷ついた。

彼ら(Slipknotメンバー)は私の健康問題について混乱し、私でさえ

最初はそれが何であるかさえわからなかった。私は薬物などやって

いないのに、彼らは私が薬物をやっていると思い込み、それによって

バンドが台無しになってしまうのを恐れた。

彼らとは多くの時間を共に過ごしてきたし、私は今でも彼らをとても

愛している。

だが彼らは間違った方法をとった。臆病な彼らに卑怯なやり方で

めちゃくちゃにされた。私が言いたいのはそれだけだ」。

 

※2022年7月追記

ジョーイ・ジョーディソンは2021年7月26日、睡眠中に46歳で亡くなった。

彼の死因はまだ発表されていない。

 

Slipknot

Slipknot(スリップノット)は、アメリカのヘヴィメタルバンド。

1995年 アイオワ州デモインでパーカッションのショーン・クラハン、

ドラマーのジョーイ・ジョーディソン、ベーシストのポール・グレイを

中心に結成された。

1996年、自主制作アルバム 『Mate.Feed.Kill.Repeat.』を

リリース。

1999年、セルフタイトル・デビューアルバム『Slipknot』をリリース。

この系統のジャンルでは記録的なセールスを樹立、デビューと

同時に本国アメリカのみならず、日本においても爆発的な人気を

獲得し、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、コーン、リンプ・ビズキット、

マリリン・マンソンらに並ぶビッグネームにのし上がった。

2013年12月13日、Slipknot側からの公式声明によると、ドラマーの

ジョーイ・ジョーディソンが「個人的な理由」の為脱退したと発表

される。だが、脱退したことについて本人はまったくの寝耳に水で、

これを否定している。

 

 

Slipknot – Psychosocial

 

Joey Jordison drum solo

 

 

 

 

 

Gene Hoglan

Gene Hoglan(ジーン・ホグラン,1967年8月31日-)は、テキサス州

ダラス出身のドラマー。

 

 

 

 

その高度なテクニックとプレイの正確さから、“原子時計”、

“人間ドラム・マシーン”と呼ばれるヘヴィ・メタル・ドラマー。

ストラッピング・ヤング・ラッド、ダーク・エンジェル、デス、テスタメント

などで活動。

ホグランはTerrorizer magazineの読者投票で”Best

Drummer 2010”を獲得。

2010年11月号Modern Drummer magazineの表紙に登場。

そして2011年の読者投票によりBest Recorded Performance

(Dethklokの2009年リリースのアルバム『Dethalbum II』での

評価による)にノミネートされた。

またRevolver magazineの2010年の読者投票では”Best Metal

Drummer”にノミネートされた。

 

Testament

Testamentはアメリカのスラッシュメタル・バンド。

1983年、カリフォルニア州バークレーでThe Legacyの名の下結成。

その後バンド名をTestamentに変更。

1980年代のスラッシュ・メタルシーンを牽引した中で最も人気のある

バンドの一つ。

結成以来31年間、幾多のメンバー・チェンジを経て、ギタリストの

エリック・ピーターソン、チャック・ビリー(Vo、初代ヴォーカルは

スティーヴ・ソウザだったが、1986年のデビュー・アルバムのレコーディング

前に脱退)、アレックス・スコルニック(G)のオリジナル・メンバーと

ジーン・ホグラン(Ds)、新加入のスティーヴ・ディジョルジオ(B)の

ラインアップで活動を続けている。これまでに10枚のスタジオ・アルバム、

4枚のライヴアルバム、6枚のコンピレーション・アルバム、6枚のシングル

をリリースしている。

 

 

Testament – Rise Up

 

Gene Hoglan – Siberia