今回は、南アフリカ、カナダ、アメリカの
ポスト・グランジ、オルタナティヴ・メタルの
バンドをご紹介します。
Seether
Seether(シーザー)は南アフリカ出身のポスト・グランジ、
オルタナティヴ・メタルバンド。
1999年、南アフリカ、プレトリアでサロンガスの名の下、
ショーン・モーガン(Vo,G)を中心に結成された。
2002年バンド名をSeether(シーザー)と変更する。
バンドはアメリカのグランジバンド、ニルヴァーナとアリス・
イン・チェインズからの影響を受けている。リードシンガーで
ソングライターのショーン・モーガンは、ニルヴァーナのサウンド
を手本にして曲づくりをしたと公言するほどのカート・コバーンの
崇拝者である。
また、バンドはデフトーンズやナイン・インチ・ネイルズにも
影響を受けている。
2002年リリースのシングル『Fine Again』はビルボード・ホット100で
61位、アメリカのアクティヴロックで1位に達した。この曲は
ショーン・モーガンがライヴの時、ドラウニング・プールのデイヴ・
ウィリアムズやダイムバッグ・ダレルに捧げて歌うことで知られて
いる。
2004年リリースの『Disclaimer II』は、ビルボード200で53位、
オーストラリア、カナダ、オーストリアのアルバムチャートで38位と
なり、オーストラリア、カナダでゴールド、RIAAよりプラチナに認定
された。シングル・リリースされた『Broken』では、ショーン・モーガン
の元ガールフレンドで、アメリカのオルタナティヴ・メタルバンド、
エヴァネッセンスのリードシンガー、エイミー・リーをフィーチャー
している。『Broken』はビルボード・ホット100で20位に達し、
アメリカのRIAAでゴールド、オーストラリアのARIAでプラチナ認定
された。
2007年リリースのアルバム『Finding Beauty in Negative Spaces』
からは『Fake It』、『Rise Above This』、『Breakdown』、ジョージ・
マイケルのカヴァー曲『Careless Whisper』の4枚のシングルが
リリースされ、『Rise Above This』は、2007年8月13日、バンドが
ツアーの間滞在していたホテルの8階窓から飛び降り自殺した
ショーン・モーガンの弟ユージンを追悼しつくられた曲で、モーガン
の指には「2007」と「1308」のタトゥーがある。
2014年リリースの『Isolate and Medicate』はビルボード200で4位、
トップロック・アルバムチャート、オルタナティヴ・アルバムチャート、
トップハードロック・アルバムチャートで1位に達した。
バンドはこれまでに1枚のプラチナ、3枚のゴールド・アルバムを持ち、
シングル『Remedy』、『Fake It』、『Country Song』、『Tonight』、
『Words As Weapons』はそれぞれメインストリーム・ロックチャートで
1位に達しており、アメリカでも成功を継続している。
Seether – Remedy
Seether – Country Song
Seether – Words As Weapons
Three Days Grace
Three Days Grace(スリー・デイズ・グレイス)は、カナダの
ロックバンド。カナダのトロントを拠点として活動している。
1992年にカナダのオンタリオ、ノーウッドでアダム・ゴンティア
(Vo,G)、ニール・サンダーソン(Ds)、ブラッド・ウォルスト(B)、
フィル・クロウ(G)、ジョー・グラント(G)の5人編成のバンド、
Groundswellが結成され、その時のメンバーのほとんどが
高校生であった。1995年の終わりにバンドは解散。
その後1997年にアダム・ゴンティア、ニール・サンダーソン、
ブラッド・ウォルストというラインアップでスリー・デイズ・グレイスを
結成。
バンドは地元のプロデューサー、ギャビン・ブラウンと知り合い、
ブラウンは彼らが数年間に書きためたマテリアルに磨きをかけて
デモを作成した。楽曲『I Hate Everything About You』は
多くのレコードレーベルの関心を引き、バンドはジャイヴ・レコード
と契約を締結する。
2003年、リード・ギタリストとしてバリー・ストックが加入。
同年、セルフタイトルのデビュー・アルバム『Three Days Grace』を
リリースする。アルバムは高い評価を得、AllMusicのHeather Phares
は「スリー・デイズ・グレイスは間違いなく、2000年代の最も取っ付き
やすいオルタナティヴ・メタルバンドの一つである」と評した。
アルバムはカナダとアメリカでプラチナに認定された。
2013年、アダム・ゴンティアが健康上の問題からバンドを脱退
したことが発表された。後任としてブラッド・ウォルストの弟で
My Darkest Daysのフロントマン、マット・ウォルストが加入した。
アダム・ゴンティアはArt of Dying(『Raining』)やApocalyptica
(『I Don’t Care』)など数多くのミュージシャンやバンドとの
コラボレーションもしている。
2015年、ゴンティアはマイク・マッショック(G、Staind-現在
活動休止)、コーリー・ロワリー(B、現Eye Empire)、
リッチ・ベドー(Ds、元Finger Eleven)とスーパーグループ
Saint Asoniaを立ち上げ、セルフタイトルのアルバム
『Saint Asonia』をリリースした。
Three Days Grace – I Hate Everything About You
Three Days Grace – Never Too Late
Three Days Grace – Break
Three Days Grace – I Am Machine
My Darkest Days
My Darkest Days(マイ・ダーケスト・デイズ)はカナダのロックバンド。
2005年、カナダのオンタリオ州ピーターバラでマット・ウォルスト
(Vo)、ブレンダン・マクミラン(B)、ダグ・オリバー(Ds)、
リード・ヘンリー(Key)により結成された。
ニッケルバックのチャド・クルーガーに見出されたバンドは、
チャド・クルーガーのレコードレーベルである604レコードにバンドを
紹介し、契約を締結。2010年6月にシングルとミュージック・ビデオ
『Porn Star Dancing』が先行リリースされた。
ミュージック・ビデオではチャド・クルーガーやザック・ワイルド、
リュダクリスと共演した。この『Porn Star Dancing』は
ビルボード・メインストリーム・ロックトラックチャートで1位となり、
2011年5月27日、RIAAでゴールド認定、2012年1月30日、Music Canadaで
プラチナ認定された。
2010年9月、セルフタイトルのデビューアルバム『My Darkest Days』を
リリース。ビルボード200で38位、カナダのアルバムチャートで11位と
なった。
2012年、2ndアルバム『Sick and Twisted Affair』をリリース。
2013年、リード・ヴォーカルのマット・ウォルストは、スリー・デイズ・
グレイスにアダム・ゴンティアの後任として加入した。それに伴い
他のバンドメンバーはそれぞれの音楽活動に専念する。
My Darkest Daysは現在、活動休止状態となっている。
My Darkest Days – Every Lie
My Darkest Days – Still Worth Fighting For
My Darkest Days – Save Yourself
Theory of a Deadman
Theory of a Deadman(セオリー・オブ・ア・デッドマン)はカナダの
ロックバンド。
2001年にカナダのブリティッシュコロンビア州デルタで結成された。
バンドのフロントマン、タイラー・コノリーは、地元で主催された
パーティーに来ていたニッケルバックのチャド・クルーガーにバンドの
デモ・テープを渡す。それに感銘を受けたチャド・クルーガーは、
自らのレーベル604レコードとセオリー・オブ・ア・デッドマンとの
契約を締結した。
2002年、レーベルからの初のバンドとしてセルフタイトルのデビュー・
アルバム『Theory of a Deadman』をリリースする。
2008年『Scars & Souvenirs』をリリース。『So Happy』(2位)、
『Bad Girlfriend』(1位)、『Hate My Life』(3位)の3枚のシングルは
メインストリーム・ロックトラック・チャートで上位にランクインした。
2014年リリースのアルバム『Savages』からは『Drown』、アリス・クーパー
をフィーチャーした『Savages』、『Angel』、『Blow』の4枚のシングルが
リリースされ、アルバムはビルボード200で8位に達した。
バンドはこれまで、メインストリーム・ロックトラック・チャートで1位と
なった『Bad Girlfriend』、『Lowlife』、『Angel』を含む9つのトップ10
シングルを持つ。
Theory of a Deadman – Bad Girlfriend
Theory of a Deadman – Not Meant To Be
Theory of a Deadman – Angel
Breaking Benjamin
Breaking Benjamin(ブレイキング・ベンジャミン)は、アメリカの
ロックバンド。
1999年、ペンシルバニア州ウィルクス-バールで結成された。
もともとは1998年にベンジャミン・バーンリー(Vo,G)、
アーロン・フィンク(G)、ニック・フーバー(B)、クリス・ライトカップ
(Ds)のラインアップで結成されたブレイキング・ベンジャミンという
バンド名がもとになっており、ウィーザーやビートルズのカヴァーを
演奏していた。
ブレイキング・ベンジャミンというバンド名は、バーンリーが演奏中に
マイクを壊した事件に由来する。
その後カリフォルニアに移動後すぐバンドは解散。バーンリーは
ジェレミー・フンメル、ジェイソン・ダーヴォリ(B)とともにPlan 9を
結成するが、すぐにバンド名をブレイキング・ベンジャミンに変更
する。また、バンドはアーロン・フィンク(G)とマーク・クレッパスキー
(B)を含む初期のラインアップで2002年の『Saturate』
(ビルボード200で136位)と『We Are Not Alone』(20位)の2枚の
アルバムをリリースした。
2010年、ベンジャミン・バーンリーの病気によりバンドは活動を
休止する。バーンリーはlistenin.orgのインタビューにおいて
過去に過度のアルコール摂取によるウェルニッケ・コルサコフ
症候群に苦しめられたことを語り「今に酒に命を取られる」と
当時を振り返った。
そして『Dear Agony』は、バーンリーがアルコールを絶って初めて
書いたブレイキング・ベンジャミンのアルバムであることを告げた。
2014年8月、バーンリーを除きすべて新しいメンバーで5人編成と
なったブレイキング・ベンジャミンの活動を再開することがFacebook
を経由して発表された。
フランク・ボリンの監督によるミュージック・ビデオ『So Cold』は、
物語の冒頭、衣類やスタイルなどからおよそ19世紀頃と思われる
一団を伝道師が先導して森の中を歩いているシーンが映し出され、
その一団の先頭にはケルティック・ノット(網目模様)で
Breaking Benjaminの文字が刻印された大きな石につながれた男が
それを運んでいる。
彼は妻に対する不貞行為のためにこれから過酷な処罰を受ける。
中盤、白いローブを身にまとっている彼の不倫相手の女性と、
それに相反して、黒い服を着ている彼の妻が写し出される。
終盤、その一団は沼にたどりつき、伝道師は沼の端に立っている。
男は石を運びながらそのまま沼の中へと入っていき、伝道師は
説教を唱えながら溺れてゆく男を見送る。
- といった内容となっている。
Breaking Benjamin – So Cold
Breaking Benjamin – The Diary of Jane
Breaking Benjamin – I Will Not Bow
Pop Evil
Pop Evil(ポップ・イーヴィル)はアメリカのハードロックバンド。
2001年、ミシガン州北マスキーゴンでTenFiveというバンドが
前身となりリー・カカティー(Vo)を中心に結成された。
2004年、インディーズレーベルよりEP『War of the Roses』を
リリースする。
2008年、デビュー・アルバム『Lipstick on the Mirror』をリリース。
アルバムからはシングル『100 in a 55』がリリースされ、メイン
ストリームロックチャートで8位に達した。
2011年リリースの『War of Angels』からシングルリリースされた
『Last Man Standing』は、メインストリーム・ロックチャートで
7位に達した。またアルバムからは『Boss’s Daughter』がシングル
リリースされ、モトリー・クルーのギタリスト、ミック・マーズを
フィーチャーしたミュージックビデオがリリースされた。
アルバムはビルボード200で43位に達した。
2013年、アルバム『Onyx』をリリース。
シングル『Trenches』、『Deal with the Devil』、『Torn To Pieces』は
メインストリーム・ロックチャートで1位に達し、アルバムは
ビルボード200で39位に達した。
2015年、バンドは通算5枚目となるアルバム『Up』をリリースした。
Pop Evil – Boss’s Daughter(ft. Mick Mars)
Pop Evil – Trenches
Pop Evil – Behind Closed Doors
Pop Evil – Torn To Pieces
Puddle Of Mudd
Puddle Of Mudd(パドル・オブ・マッド)はアメリカのロックバンド。
1991年、ミズーリ州カンザスシティでウェズリー・リード・スカントリン
(Vo,G)、ジミー・アレン(G)、ショーン・サモン(B)、ケニー・バーキット
(Ds)により結成された。
1997年、ジミー・アレンを除いたメンバーでHardknocks Records
よりアルバム『Abrasive』をリリース。11曲のトラックからなる
アルバムはすべてがバンドメンバーによって書かれた。そして、
そのうちの3曲はメジャー・レーベルとの契約につながるヒットと
なり、バンドの初の成功となった。
1999年、バンドは意見の相違により解散するが(ケニーとショーンは
2000年まで在籍していた)、唯一残ったオリジナルメンバーである
ウェス・スカントリンのデモ・テープがリンプ・ビズキットの
フロントマン、フレッド・ダーストに認められ、スカントリンの
音楽のキャリアがスタートする。
バンドが解散したことを聞いたダーストはスカントリンに連絡して
新しいバンドをつくるためにカリフォルニアへと呼んだ。
カリフォルニアでダグ・アルディトのベースプレイを聴いたスカントリン
は彼をバンドに誘う。フレッド・ダーストはハッピー・アワーという
ローカルバンドで演奏していた知人のポール・フィリップス(G)に
連絡しパドル・オブ・マッドに参加を要請、ダーストからの呼びかけに
より大学をやめてバンドに参加する。オーディションを経てグレッグ・
アップチャーチ(Ds)を獲得しバンドを再結成する。
フレッド・ダーストが設立したレーベル、フローレス・レコード
(Ringsideなどが在籍)と契約。
2001年、アルバム『Come Clean』をリリース。メジャーデビューを
果たす。
アルバムからのシングル『Blurry』はビルボードホット200で5位、
モダンロックトラックチャート、メインストリームロックチャートで1位に
達しRIAAよりゴールド認定された。アルバム『Come Clean』は
イギリスのBPI、カナダのCRIAでプラチナ認定され、本国アメリカで
マルチ・プラチナに認定された。
『Blurry』のミュージック・ビデオは、ウェス・スカントリンが
日頃会えない息子のことを題材として、実の息子であるジョーダンと
共演している。ビデオはフレッド・ダーストが監督をつとめた。
曲の序盤、彼が楽しげに息子と遊んでいる映像とガレージで演奏
しているバンドのショットが交互に映し出される。
曲の終盤、停車している車の(前席の女性はおそらくジョーダンの
母親。男性は義父)後部座席にジョーダンを乗せたウェスは走り去る
車を悲しげに見送っているといった内容となっている。
Puddle Of Mudd – Blurry
Puddle Of Mudd – Psycho
Saliva
Saliva(サライヴァ)は、アメリカのロックバンド。
1996年、テネシー州メンフィスでジョージー・スコット(Vo)、
ウェイン・スウィニー(G)、クリス・ダバルド(G)デイヴ・ノボトニー
(B)、トッド・プール(Ds)により結成された。
1997年、セルフタイトルのデビューアルバム『Saliva』をリリース。
2001年、アイランド・レコードより2ndアルバム『Every Six Seconds』を
リリース、メジャーデビューを飾る。アルバムから『Click Click Boom』、
『After Me』のシングル、ミュージックビデオがリリースされた。
アルバムは2001年6月、RIAAによりプラチナ認定された。
2002年にリリースした3rdアルバム『Back into Your System』は、
ビルボード200で19位に達し、シングル『Always』はビルボード・
ホット100で51位、メインストリーム・ロックトラックチャートで2位、
モダンロックトラックチャートで1位に達し、バンド史上最も成功した
曲となった。
2011年の終わり、15年間にわたりバンドで活動してきたヴォーカルの
ジョージー・スコットがソロ活動に専念するため脱退。後任として
ボビー・アマルが加入した。
Saliva – Click Click Boom
Saliva – Always
Saliva – Rest In Pieces
Saliva – Weight of the World
Fuel
Fuel(フューエル)はアメリカのポスト・グランジ/ハードロックバンド。
カール・ベル(G)、ジェフ・アバクロンビー(B)、ブレット・スカリオンズ
(Vo)、ジョディ・アボット(Ds)により結成された。
前身はReal to Reelというバンドだったが、1994年、バンド名をFuel
(フューエル)と変更する。
『Shimmer』、『Sunburn』、 『Hemorrhage (In My Hands)』、『Bad Day』、
『Falls On Me』などのヒット曲で知られ、バンドは世界中で約400万枚の
アルバムセールスを誇る。
現在、バンドのオリジナルメンバーはブレット・スカリオンズのみと
なっている。
※2022年8月追記
2020年10月21日、ブレット・スカリオンズは自身のFacebookでの投稿で
フューエルから正式に脱退したことを発表した。
Fuel – Hemorrhage (In My Hands)
Fuel – Falls On Me
Fuel – Wasted Time
Shinedown
Shinedown(シャインダウン)は、アメリカのハードロックバンド。
2001年、フロリダ州ジャクソンビルでブレント・スミス(Vo)、
ブラッド・スチュワート(B)、ジャシーン・トッド(G)、
バリー・ケルチ(Ds)により結成された。
2008年リリースの『The Sound of Madness』からは『Devour』、
『Second Chance』、『Sound of Madness』、『If You Only Knew』、
『The Crow & the Butterfly』、2010年公開の映画「The Expendables」
のために書かれたデジタル・シングル『Diamond Eyes
(Boom-Lay Boom-Lay Boom)』の6つのシングルがリリースされた。
『If You Only Knew』は、ブレント・スミスが、彼女が電話で妊娠して
いることを知らせてきた瞬間を書いたもので、彼がこの種のテーマは
タイプではないとしばしば宣言して以来、Shinedownのアルバムで
初のラブソングだという。
また、彼は以前薬物依存などの問題を抱えていたが、そのすべてから
彼を救ったのは息子の誕生であったという。
スミスはRocklineのインタビューで、バンドが新しいアルバムを書いて
いる期間、自分の息子Lyricが生まれる前、娘が生後間もなく死んで
しまった母の夢を見たと語った。彼はその夢にインスピレーションを
受け、子供の死を乗り越え前に進もうとしている母をテーマに
『The Crow & the Butterfly』を書いた。
この歌についてスミスはバンドの公式サイトのブログで
「これは、私がこれまでに書いた中で抒情的で最も強烈なテーマの
1つでした。しかし、私はこの歌を聴いた人それぞれが何らかの意味を
持ってくれることを信じています」と記述した。
『The Sound of Madness』はバンドのベストセラーとなり、120週連続
でBillboard 200のチャートにとどまり、RIAAよりダブル・プラチナと
認定された。
現在、バンドのオリジナルメンバーはブレント・スミスとバリー・
ケルチのみとなっており、ザック・マイヤーズ(G、2005年加入)、
エリック・ベース(B、2008年加入)の4人編成となっている。
シャインダウンはハードロックやポスト・グランジ、オルタナティヴ・
メタルといったさまざまな音楽ジャンルに形容づけられているが、
ドラマーのバリー・ケルチは2013年8月、cleveland.com.において
「我々は日々進化し続けるロックンロール・バンドである。
私はポスト・グランジという言い方は嫌いであり、そもそもそれ
以前のグランジ自体知らないが、それは単にグランジでいいと思う」
と述べた。
2016年現在、バンドは5枚のアルバムをリリースし、全世界で
600万枚以上のアルバム・セールスを誇る。
Shinedown- 45
Shinedown – Devour
Shinedown – The Crow & the Butterfly
Shinedown – Cut The Cord
Godsmack
Godsmack(ゴッドスマック)は、アメリカのオルタナティヴ・
メタル、ヘヴィメタルバンド。
1995年、マサチューセッツ州ローレンスでサリー・エルナ(Vo)、
リー・リチャーズ(1996年脱退。後任としてトニー・ロンボラが加入)、
ロビー・メリル(B)、トミー・スチュワート(Ds、2002年に脱退。
後任としてシャノン・ラーキンが加入)により結成された。
2006年リリースのアルバム『IV』との間に4年以上のスパンを置いて
2010年にリリースされた『The Oracle』からは『Whiskey Hangover』、
『Cryin’ Like a Bitch』、『Love-Hate-Sex-Pain』、
『Saints and Sinners』のシングルがリリースされ、『Cryin’ Like a
Bitch』はビルボード・メインストリーム・ロックチャート、トップ・
ヒートシーカーズチャートで1位に達した。
バンドは結成以来、ゴッドスマックは6枚のアルバム、1枚のEP、4つの
DVD、1枚のコンピレーション・アルバムをリリースしている。
Godsmack – Awake
Godsmack – I Stand Alone
Drowning Pool
Drowning Pool(ドラウニング・プール)は、アメリカのオルタナティヴ・
メタル、ヘヴィメタルバンド。
1996年にテキサス州ダラスで結成された。
バンド名は映画『The Drowning Pool』にちなむ。
2002年8月14日、リード・シンガーのデイヴ・ウィリアムズが
ツアー・バスの中で遺体で発見された。30歳という若さだった。
死因は心臓病と発表された。
2003年、デイヴ・ウィリアムズの後任としてジェイソン・ジョーンズ
が加入。
2004年『Desensitized』をリリース。アルバムはビルボード200で
17位に達した。
アルバムからは『Killin’ Me』、『Step Up』、『Love and War』の
3枚のシングルがリリースされ、元エヴァネッセンスのギタリスト、
ベン・ムーディがカメオ出演した『Step Up』のミュージック・
ビデオは、MTVヘッドバンガーズ・ボールでたびたび放映された。
『The Game』(2002年)はオムニバス『WWF Forceable Entry』
に収録されている。
『Desensitized』リリース後、音楽の違いと個人的な理由により
バンドを脱退する。
2005年、ジェイソン・ジョーンズの後任としてライアン・マコームス
が加入するが、2011年にバンドを脱退。
2012年にThe Suicide Hookのヴォーカル、ジェイソン・モレノが
加入した。
Drowning Pool – Bodies
Drowning Pool – Tear Away
Drowning Pool – Enemy
Staind
Staind(ステインド)は、アメリカのオルタナティヴ・
メタルバンド。
1995年、マサチューセッツ州スプリングフィールドで友人を通じて
知り合ったアーロン・ルイス(Vo, G)、マイク・マッショック(G)、
ジョニー・エイプリル(B)、ジョン・ワイソッキー(Ds)は地元の
クラブでアリス・イン・チェイン、コーン、レイジ・アゲインスト・
ザ・マシーン、パール・ジャムなどのカヴァーを演奏していた。
1996年、デビュー・アルバム『Tormented』をリリース。
1999年『Dysfunction』をリリース。『Suffocate』、『Just Go』、
『Mudshovel』、『Home』の4枚のシングルがリリースされた。
リンプ・ビズキットのフロントマン、フレッド・ダーストが監督
した『Just Go』のミュージック・ビデオはビルボード・
メインストリーム・ロックチャートで24位、『Mudshovel』は
メインストリーム・ロックチャートで10位、ホット・モダン・
ロックトラック(オルタナティヴ・ソングス)で14位に達した。
アルバムはRIAAよりプラチナに認定された。
2001年にリリースされた『Break the Cycle』は、全米アルバム
チャートで1位に達し、500万枚以上のセールスを記録。
これによりマルチ・プラチナに認定され、バンド史上最も成功した
アルバムとなった。
『Break the Cycle』からはシングル『It’s Been Awhile』、『Fade』、
『Outside』、『For You』、『Epiphany』の5枚のシングルがリリース
され、『It’s Been Awhile』はビルボード・ホット100で5位にチャート
インし、オーストラリア、アメリカでゴールドに認定された。
2012年7月、バンドは活動休止を発表。アーロン・ルイスはビルボード
でのインタビューにおいて「我々は解散していません」としたうえで
「我々は音楽を作るのを止めるつもりはありません。この14年で7枚の
アルバムをリリースしたりとかなり忙しかった我々は、これまでの活動
期間に本当に取ることができなかった休みを少しとるつもりです」と
語った。同年11月、アーロン・ルイスは初のソロ・アルバム『The Road』
をリリースする。
そして2014年4月27日のRock on the Range 2014と5月のWelcome to
Rockville 2014がバンドの最後の演奏となった。
以降、バンドは現在まで無期限活動休止となっている。
Staind -It’s Been Awhile
Staind – The Way I Am
Staind – Believe
Staind – Not Again
Stone Sour
Stone Sour(ストーン・サワー)は、アメリカのヘヴィメタル、
オルタナティヴ・メタルバンド。
1992年アイオワ州デモインで結成される。
1997年、コリィ・テイラーのスリップノットの加入により一時解散
するが2000年に再結成。
2002年、セルフタイトルのデビュー・アルバム『Stone Sour』をリリース
する。アルバムから『Get Inside』、『Bother』、『Inhale』のシングルと
ミュージック・ビデオがリリースされた。
『Bother』は、映画「スパイダーマン」のサウンド・トラックに収録された
(「Corey Taylor」としてクレジットされている)。
『Inhale』はメインストリーム・ロックトラック・チャートで18位に達した。
また、2004年グラミー賞の最優秀メタル・パフォーマンス賞にノミネート
された。アルバムはビルボード200で46位に達した。
長年のメンバーであったジョエル・エクマン(Ds)は2006年に、
ショーン・エコノマキ(B)は2011年に、ジム・ルート(G)は2014年に
それぞれバンドを去った。
現在、オリジナル・メンバーはコリィ・テイラー(Vo)のみとなって
いる。
コリィ・テイラーとジム・ルートはスリップノットのメンバーとしても
知られている。
また、コリィ・テイラーは多くのあらゆるジャンルのミュージシャンとの
コラボレーションもしており、フィンランドのシンフォニックメタルバンド、
Apocalyptica『I’m Not Jesus』(2007年)、アメリカのグラムメタルバンド、
スティール・パンサー(『Death to All but Metal(2009年)』)との
フィーチャリングしている。、
Stone Sour – Inhale
Stone Sour – Bother
Stone Sour – Through Glass