今回はお気に入りのメタルバンドを
ご紹介します。
Avenged Sevenfold
Avenged Sevenfold(アヴェンジド・セヴンフォールド、A7Xと
略される)は、アメリカのヘヴィメタルバンド。
1999年にカリフォルニア州ハンティントン・ビーチでM.Shadows
(M.シャドウズ、本名:Matthew Charles Sanders)は中学校
からの友人だったZacky Vengeance(ザッキー・ヴェンジェンス、
本名:Zachary James Bake)、The Rev(ザ・レヴ、
本名:James Owen Sullivan、1981年2月9日-2009年12月28日)、
Matt Wendt(マット・ウェント)とともにバンドを結成。
1999年の終わりに、当時18歳だったBrian Elwin Haner, Jr.
(ブライアン・エルウィン・ヘイナー.Jr/シニスター・ゲイツ)が
リード・ギタリストとして参加した(2001年に正式加入)。
バンドメンバーのステージ名は、それぞれのメンバーの
高校時代のニックネームから取った。
バンド名のAvenged Sevenfoldは”avenged”=復讐する、
“sevenfold”=7X(7倍)という意味で、彼らは宗教的なバンド
ではないが、バンド名の由来は旧約聖書、創世記第4章の、
アダムとイブの息子たち、カインとアベルの物語から -
カインはアベルを殺害してしまい、この罪により、エデンの東に
あるノド(さすらい)の地に追放されたという。
追放された土地の者たちに殺されることを恐れたカインに
対し、神は彼を殺す者には七倍の復讐があることを伝え、
カインには誰にも殺されないための刻印をしたという。
カインの子孫であるレメクは自分の妻たちに「わたしは受ける
傷のために人を殺し、受ける打ち傷のために、わたしは若者を
殺す」
創世記4:24「”If Cain shall be avenged sevenfold, truly Lamech
seventy and sevenfold”=カインのための復讐が七倍ならば、
レメクのための復讐は七十七倍(77倍とは初代アダムから
77代目までの子孫が復讐をうけるという意味。レメクが殺すと
予言したその”若者”とは、アダムから77代目の子孫である
イエス・キリストのことを指していて、磔刑に処されることに
より復讐は終末を迎える)」と言った。
-の、レメクの言葉を引用しM.シャドウズが考えついた。
2001年1月、Donnell Cameronとの共同プロデュースによる
デビューアルバム『Sounding the Seventh Trumpet』が
Good Life Recordingsよりリリースされた。
これはバンドメンバーが10代後半の、まだ高校生だった時
録音された。
2001年8月リリースのミニ・アルバム『Warmness on the Soul』
にはブライアン・エルウィン・ヘイナー.Jrの新しいバージョンの
『To End the Rapture』がリリースされた。それには彼の
ステージ名”Synyster Gaytes”(シニスター・ゲイツ)がクレジット
されている。この名前は、ザ・レヴと酔って車で公園の中を
ドライブした時に彼と一緒に考えついた名前だという。
2002年にベーシスト、Johnny Christ(ジョニー・クライスト、
本名:Jonathan Lewis Seward)が加入する。
バンドは、ガンズ・アンド・ローゼズ、アイアン・メイデン、
パンテラ、ドリームシアター、モーターヘッド、メガデス、
メタリカ、ブラック・サバス、レッド・ツェッペリン、
ローリング・ストーンズ、AC / DC、アリス・イン・チェインズ、
ミスフィッツ、スレイヤー、ヴァンダル、レイジ・アゲインスト・
ザ・マシーン、コーン、デフトーンズなどのバンドに影響を受けて
おり、ハードロックやメタルコアなど、多くの音楽ジャンルに
分類されている。最も顕著なものはヘヴィメタルだが、
アヴェンジド・セヴンフォールドの音楽は、バンドのキャリアの
中で長年にわたって進化してきた。
バンドのデビューアルバム『Sounding the Seventh Trumpet』は、
ほぼメタルコアで構成されている。しかし、そこにハードコア・
パンクスタイルである『Streets』や、ピアノによる
『Warmness on the Soul』のバラードといった音楽的要素を
ミックスしている。
2003年リリースの2ndアルバム『On Waking the Fallen』で、
バンドは再び現代的なメタルコアのスタイルを表現するが、
クリーンヴォーカルスタイル、ならびにさまざまな音楽的要素を
加え、成熟しより洗練されたものとなっている。
このアルバムリリース後、Warped Tour 2003の後に
M.シャドウズは喉の手術が必要となったため「そのせいで
彼はスクリームが出来なくなった」「スクリームする能力を
失った」という噂が広まるが、プロデューサーのアンドリュー・
マードックはこれらの噂を否定した。
「私は『Sounding the Seventh Trumpet』の制作後バンドに
会ったとき、M.シャドウズは私にCDを手渡し「このアルバム
は”スクリーム”をしていたが、我々は半分スクリーム、半分
クリーンヴォーカルでのアルバムを制作したいと思っている。
私はもうスクリームをやりたくない。
そして、今後リリースするアルバムはすべて歌うスタイルに
なるだろう」と言っていた」と述べている。
M.シャドウズは『City of Evil』の制作前に、ロン・アンダーソン
(アクセル・ローズやクリス・コーネルなどのヴォーカルコーチを
していた)から数ヶ月間ヴォーカルの特訓を受け、彼の特有の
ざらざらした、かすれた声を活かすための探究をした。
そして2005年リリースの3rdアルバム『City of Evil』では
メタルコアのスタイルを捨て、ハードロック/ヘヴィ・メタルに
シフトチェンジした。
アルバムからは最も人気の曲『Bat Country』(RIAAによって
ゴールド認定された)を含む、『Burn It Down』、『Beast and
the Harlot』、『Seize the Day』のシングルがリリースされた。
アルバムはビルボード200で30位となり、アメリカで150万枚
以上のセールスを記録、2009年8月RIAAよりプラチナ認定され、
バンド史上最も成功したアルバムとなった。
2007年8月20日、バンドの新しいアルバムの最初の曲
『Critical Acclaim』のフルバージョンがバンドのMySpace上に
アップロードされた。そして2007年10月、バンド名を冠した初の
セルフプロデュースによる4thアルバム『Avenged Sevenfold』を
リリース。『Almost Easy』、『Afterlife』、『Gunslinger』、
『A Little Piece Of Heaven』、『Dear God』を収録したこの
アルバムはビルボード200で4位となり、90万枚以上のセールスを
記録。2008年9月にゴールド認定された。
ロック・ミュージックのウェブサイトMusicMightの
Garry Sharpe–Young(2010年5月12日死亡。45歳)は著書
「New Wave of American Heavy Metal」のアメリカおよび
カナダの600以上のバンドのリスト上に、シャドウズ・フォール、
スリップノット、Kittie、トリヴィアムらとともにアヴェンジド・
セヴンフォールドを挙げている。
Avenged Sevenfold – Almost Easy
Avenged Sevenfold – Critical Acclaim
Avenged Sevenfold – Hail To The King
Five Finger Death Punch
Five Finger Death Punch(ファイヴ・フィンガー・デス・パンチ、
5FDP)は、アメリカのヘヴィメタルバンド。
ハンガリー出身のギタリスト、ゾルタン・バソリーを中心に
2005年に結成。
2007年のデビュー・アルバム『The Way of the Fist』は
Billboard 200で最高107位に達し、50万枚を超えるセールスを
達成、2011年4月RIAAによりゴールド認定された。
2009年リリースの2ndアルバム『War is the Answer』はBillboard
200で7位に達し、ゴールドに認定された。アルバムはアメリカで
90万枚以上のセールスを記録しバンドのベストセラー・アルバム
となった。
2011年の3rdアルバム『American Capitalist』からの『Under and
Over It』は、リードヴォーカリスト、イヴァン・ムーディによると、
この歌詞は彼がインターネットで発見した噂にインスピレーション
を受けたもので、そこにはムーディが自殺した、彼のバンドが
分裂した、そして、彼は14人の子供を持つ麻薬中毒者というもので
あった。
2011年8月27日、ワシントン州オーバーンのホワイトリバー・
アンフィシアターで開催されたPain in the Grassにおいて、
ムーディは自身が生存していて、まだ彼はバンドと一緒であった
ことと「子供の噂の一部は真実かもしれません。私は血液検査を
待っています。しかし、私が唯一するドラッグはグリーン(劣悪な
品質のマリファナ、ケタミン、PCPのスラング)です」と述べた。
2013年7月30日、4thアルバム『The Wrong Side of Heaven and the
Righteous Side of Hell, Volume 1』をリリース、同年11月に
5thアルバム『The Wrong Side of Heaven and the Righteous
Side of Hell, Volume 2』をリリースし、それぞれRIAAで
ゴールド認定された。
『The Wrong Side of Heaven and the Righteous Side of Hell,
Volume 2』からのシングル『Battle Born』は「戦争生まれ」という
意味で、バンドの出身地であるネバダ州のBattle Born State
(戦争から生まれた州)に由来する(ネバダ州は、その歴史と
経済にとって銀が重要であることから、正式には「Silver State」と
して知られている。南北戦争中に合衆国に加盟したことから
「Battle Born State」としても知られており、「Battle Born」と
いう言葉は州旗にも表示されている)。
リードヴォーカリストのイヴァン・ムーディによると、24か月間
世界各地を旅し、大勢の人々と握手した後、これが彼の夢見ていた
ことであったにもかかわらず、心理的および肉体的に消耗していた
という。彼はどのくらい時間がたったか分からなくなり、フライト、
ツアーバスの時間、コンサートはすべてぼやけているように見え、
親戚や仲間は過去の遠い遺物になった。
彼は次のように結論付けている「あなたのために戦う価値のある
ものはすべて、実際には戦う必要があります。すべての願い、
すべての夢、すべてのアイデアは、血と汗と犠牲によってのみ
実現します… 私たちは皆、バトルボーンです」。
バンドは、これまでにリリースされた6枚のアルバムのうち4枚が
ゴールドディスクに輝いた。アメリカでは260万枚以上のアルバム
セールスを誇る。
創設者であるギタリストのゾルタン・バソリーは、7歳の頃から
格闘技を始め、ブラジリアン柔術や柔道もやっており、今も試合に
出たりしているという。柔道は黒帯の腕前。
Five Finger Death Punch – Hard to See
Five Finger Death Punch – Lift Me Up(ft.Rob Halford of Judas Priest)
Five Finger Death Punch – Battle Born
Iced Earth
Iced Earth(アイスド・アース)は80年代後半より活動を続ける、
アメリカのヘヴィメタルバンド。
ミュージシャン、ギタリストのJon Schaffer(ジョン・シェイファー)を
中心として結成された。
メンバーチェンジが激しく、創設メンバーで残っているのは
ジョン・シェイファーだけである。
インディアナ州フランクリンで生まれ育ったジョン・シェイファーは、
1979年、11歳の頃に父親と一緒行ったKISSのコンサートを見て
衝撃を受け、将来自分が進むべき道はこれだと直感し、ロック、
へヴィメタル・ミュージシャンを目指すようになる。
また、姉からの影響で、3、4歳頃よりブラック・サバス、ディープ・
パープル、アリス・クーパー、ブルー・オイスター・カルトなどの
ハードロックやヘヴィメタルのバンドの音楽を聴いて影響を
受けてきた彼の独創的なビジョンは、1984年にThe Roseの名の下
結成したバンドにより生かされる(その後すぐPurgatoryに
変更する)。
しかし、10代の頃通っていたルーテルの学校での5年にわたる
牧師からの虐待に対し怒りを感じていた彼は、インディアナ州
での生活に別れを告げ、16歳で家を出ることを決意する。
さらに追い打ちをかけるように1984年、オートバイ事故により
親友を失うという悲劇的な出来事が彼を襲う。
程なくしてジョンはフロリダ州タンパに渡り、1985年、Purgatoryと
して活動開始。1988年バンド名をIced Earthと変更し再始動する。
1989年にリリースされたデモ『Enter the Realm』がきっかけで
Century Mediaと契約を締結、1990年にセルフタイトルのデビュー・
アルバム『Iced Earth』をリリースする。
1990年のデビュー以来、これまでに11枚のスタジオ・アルバム、
4枚のEP、3枚のコンピレーション・アルバム、3つのボックス・セット、
2枚のライヴアルバムと1枚のカヴァー・アルバムをリリースしている。
現在のメンバー
・Jon Schaffer(ジョン・シェイファー,G,Key)
・Troy Seele(トロイ・シール,G,2007–)※2017年1月追記
2016年8月脱退、2016年9月ジェイク・ドレイヤーが加入。
・Stu Block(ステュウ・ブロック,Vo,2011–)※下記追記
・Luke Appleton(ルーク・アップルトン,B,2012–)※下記追記
・Brent Smedley(ブレント・スメドレー,Ds,1996-1997、
1998-1999、2006-2013、2015-)
※2022年追記
ジョン・シェイファーは2021年1月6日のアメリカ連邦議会議事堂
襲撃に参加した。その様子をAFPのロベルト・シュミットが撮影、
ワシントンD.C.警察とFBIはこの写真を基に情報提供を呼びかけた。
これを受け、アイスド・アースの他のメンバーは連名でシェイファーの
行為を非難する声明を出した。1月18日、FBIはシェイファーの
逮捕を発表。FBIインディアナポリス地方局の声明によると、
シェイファーは議事堂内での暴力行為など6つの容疑がかけられて
おり、また警察犬に対して熊撃退用のスプレーを散布した暴徒の中に
いたとも伝えられている。これを受け、アイスド・アースおよび
シェイファーが関わる別のバンド・デーモンズ・アンド・ウィザーズの
所属レーベルであるセンチュリー・メディア・レコードは、これら
2組をホームページから削除した。
同年2月15日、ステュー・ブロックとルーク・アップルトンは
それぞれのSNSアカウントを通じてバンドからの脱退を表明した。
また、ジェイク・ドレイヤーも脱退を表明し、自身のバンドである
ウィザーフォールでの活動に専念すると宣言した。
現在、バンドにはシェイファーとドラマーのブレント・スメドレー
だけが残っている。
Iced Earth-Melancholy
Iced Earth – Dracula
Iced Earth – Dystopia
Iced Earth – Anguish of Youth
Kamelot
Kamelot(キャメロット)は、アメリカのメロディック・パワーメタル
バンド。
1991年に、アメリカのフロリダ州タンパでトーマス・ヤングブラッドと
リチャード・ワーナーによって結成された。
アルバム『Siége Perilous』より参加したノルウェー出身の
ヴォーカリスト、ロイ・カーンのその類い稀な歌唱力と、演劇的
かつ強烈な個性は18歳の時から3年間、音楽大学で声楽と
オペラを学び培ってきたもので、2011年の彼の脱退まで、
トーマス・ヤングブラッドと共にソングライティングの大部分に
おいて中心的な存在であった。
ロイ・カーンは1991年、ノルウェーのプログレッシヴ・メタルバンド
Conceptionへ加入。3枚のアルバムを発表するが、バンドは
1997年に活動休止。
1998年、ヴォーカルを募集していたキャメロットに加入。
2001年リリースの5thアルバム『Karma』はドイツのAlbums Chart
で85位、日本のAlbums Chartで93位、日本のInternational Albums
Chartでは1位を獲得した。
2011年4月21日、ロイ・カーンは自身のブログにてキャメロット
脱退を発表した。脱退理由としては近来における彼の燃え尽き
症候群が挙げられている。
Kamelot – Forever
Kamelot – Rule The World
Kamelot – Ghost Opera
Dream Theater
Dream Theater(ドリーム・シアター)は、アメリカのプログレッシブヴ・
メタル・バンド。
1985年、ボストン市にあるバークリー音楽院に通っていた
ジョン・ペトルーシ、ジョン・マイアング、マイク・ポートノイの
3人にペトルーシとマイアングのバンド仲間のケヴィン・ムーアが
参加し、4人編成のバンドとして活動を開始する。
1987年にヴォーカルとして加入したチャーリー・ドミニシが、
バンドが求めるヴォーカル・スタイルに限界を感じ1991年に
脱退する。
バンドは新しいリード・シンガーの募集を行い、カナダの
グラム・メタルWinter Roseのリードヴォーカルだった
ジェイムズ・ラブリエが送ったデモテープに感銘を受けた
バンドは、約200人の応募者の中から彼を選んだ。
ラブリエは1992年リリースの2ndアルバム『Images And Words』
より参加する。この『Images And Words』はドリーム・シアター
にとって出世作となった。
アルバムからは『Pull Me Under』、『Take the Time』、
『Another Day』の3枚のシングルがリリースされた。
『Pull Me Under』はビルボードのメインストリーム・ロックトラック
チャートで10位となった。ベストアルバム『Greatest Hit
(…And 21 Other Pretty Cool Songs)』のタイトルの由来にも
なっている。
このアルバムに収録された『Metropolis Pt.1:Scenes from a
Memory』の続編は、1999年リリースの5thアルバム
『Metropolis Pt.2:Scenes from a Memory』としてリリース
された。悪夢に悩まされる青年・ニコラスの前世を巡るストーリーを
アルバム全体で表現している。
このアルバムよりジョーダン・ルーデスが参加。また、このアルバム
から『Octavarium』までアルバムの最後の音が次のアルバムの
最初の音となっている(このアルバムの最後の曲である『Scene Nine:
Finally Free』の最後に流れる音が次作『Six Degrees Of Inner
Turbulence』の1曲目『The Glass Prison』につながっている)。
2002年にリリースしたコンセプトアルバム『Six Degrees of Inner
Turbulence』の、ディスク1を構成する5つの曲は、アルコール
依存症、信仰の喪失、自己分離といった、生と死の尊厳として
それぞれ異なる生涯奮闘のテーマを特徴としたものとなっていて、
ディスク2のトラック6は42分にわたって8つのパーツに分け、
様々な精神疾患を患っている6人の物語となっている。
とりわけ双極性障害や心的外傷後ストレス障害、統合失調症、
産後うつ病、自閉症や解離といった6つのパターン。
それぞれの見た目の引用に加えて、6つのトラックがそれぞれの
異なる6つのパターンの、内なる心の乱れの基準に明らかに沿って
いることにおいて、アルバムのタイトルSix Degrees of Separationは
それに触れたものと解釈できる。
タイトルトラックの各セクションの音楽スタイルは、クラシック、
フォーク、ジャズとメタルといった多種多様なものとなっており、
バンドがそれぞれ影響を受けたものが反映されている。
アルバムはビルボードチャートで46位、ビルボード・トップ・
インターネット・アルバムチャートで1位となった。
2003年リリースのアルバム『Train of Thought』は、バンドが
ツアーで、ヘヴィなリフの曲を演奏した時の観客の反応に触発
されたもので、今までより暗くヘヴィなアルバムとなっている。
バンドはニューヨークのリハーサル・スタジオでかんづめ状態で
レコーディングを開始し、3月10日から4月3日までの約3週間で
このアルバムを制作した。アルバムはビルボード200で53位、
日本のオリコンチャートで12位に達した。
2005年の『Octavarium』は、2004年9月から2005年2月の間に
レコーディングされた。これがアトランティック・レコードから
リリースされた最後のアルバムとなった。
アルバムはオリコンチャートで10位、スウェーデンのアルバム・
チャートで4位、イタリア、フィンランドのアルバム・チャートで
2位、ビルボード200で36位となった。
2007年のアルバム『Systematic Chaos』は、エンジニアの
ポール・ノースフィールドと、マイク・ポートノイとジョン・ペトルーシの
共同プロデュースにより制作された。
アルバムからは『Constant Motion』、『Forsaken』がシングルとして
リリースされた。
通算10枚目となるアルバム『Black Clouds & Silver Linings』は、
マイク・ポートノイが2010年9月8日バンドを離れる前にレコーディング
参加した最後のアルバムとなった。
アルバムからは『Wither』(EP)、シングル『A Rite Of Passage』が
リリースされた。
アルバム『Twelve-step Suite』(または『Twelve-step Saga』、
『Alcoholics Anonymous Suite』として知られている。
ドリーム・シアターのアルバム『Six Degrees of Inner Turbulence』、
『Train of Thought』、『Octavarium』、『Systematic Chaos』、
『Black Clouds & Silver Linings』のそれぞれのアルバムから
各1曲ずつ、5曲セットのアルバムとなっている)の歌詞はすべて
元ドラマー、マイク・ポートノイにより書かれており、
アルコール依存症と薬物乱用で制御不能になっていた時期が
あったという自らの経験に基づいている。
バンド仲間ジェイムズ・ラブリエはポートノイが「大酒飲みだった」
ことを指摘していた。そして、彼の飲酒は次第にバンド内の緊張を
生んでいった。
2010年9月8日、マイク・ポートノイは「ドリームシアター」という
機械が自身を燃焼し尽くしたという結論に達したことや、
レコーディングやツアーなど過酷に続く日々から休みを取りたい
こと、他のプロジェクトに専念したいなどの理由によりバンドを
離れたことを自身のHPで発表した。
バンドを離れる前にポートノイは、Black Clouds & Silver Linings
tourにおいて『Twelve-step Suite』の全体をプレイすることを計画
していたが、このツアーについては彼は意図的に『The Shattered
Fortress』をプレイすることを禁じた。
そして、彼は「もしバンドが自分ぬきで『Twelve-step Suite』を
プレイすることがあった場合は、私はひどく悲しむだろう」と
述べた。
ドリーム・シアターはポートノイの脱退直後、ニューヨークで
新しいドラマーのオーディションを開始した。
オーディションにはマイク・マンジーニ、デレク・ロディ、
トーマス・ラング、ヴァージル・ドナーティ、マルコ・ミネマン、
アキレス・プリースター、ピーター・ウィルドアーなど多くの
ドラマーが参加した。そしてオーディションの結果、バンドは
マイク・マンジーニ(元アナイアレイター)の加入を発表した
(Dream Theater Drummer Audition)。
ジョン・ペトルーシはのちに、バンドがマンジーニを選んだあと、
ポートノイがバンドとの接触を試みようとしたが、それを拒絶した
ことを語った。
この時点でマンジーニは、バークリー音楽院の教授としての職を
辞して、ドリーム・シアターのフルタイム・メンバーとして加入
することを確約した。
Dream Theater – Metropolis, Pt. 1: The Miracle and The Sleeper
Dream Theater – Forsaken
Dream Theater – On The Backs of Angels
Hibria
Hibria(ヒブリア)は、1996年に結成されたブラジルのヘヴィメタル、
メロディックパワーメタルバンド。
ヘヴィメタルバンドのアイアンメイデン、ジューダス·プリースト、
スラッシュメタルバンドのメタリカ、メガデス、またプログレッシヴ・
メタルバンドのドリームシアターといった、オーソドックスなメタル
バンドからの影響を受けている。
バンドはそのプログレッシヴなサウンドとIuri Sanson(ユーリ・
サンソン)のハイトーン・ヴォイスによるパワフルなヴォーカルが
特徴、日本での人気が高い。
Hibria – Tiger Punch
Hibria – Shoot me Down
Almah
Almah(アルマー)は、ブラジルのヘヴィ・メタルバンド。
2006年、元アングラのヴォーカリスト、エドゥ・ファラスキの
ソロ・プロジェクトとして結成された。
バンド名のAlmah(アルマー)とはヘブライ語で”処女性や純潔”
という意味。
これまで3枚のアルバムをリリースし、ソロ・プロジェクトから
バンドとしての活動を定期的に行っている。
同年、日本ビクターとブラジルのレーザー・カンパニーより
セルフタイトルのファーストアルバム『Almah』をリリースした
(ヨーロッパでは2007年3月にAFMレコードよりリリース)。
エドゥ・ファラスキは、ヴォーカルのほかに作詞、作曲、プロ
デュース、アコースティックギターやキーボードパートをレコー
ディング、すべてのヴォーカル、ベース、ギター、キーボードの
アレンジと編曲を手がけた。
このファーストアルバムにはフィンランドのシンフォニックメタル
バンド、ナイトウィッシュのギタリスト、エンプ・ヴオリネン、
パワーメタルバンドのストラトヴァリウスのベーシストのラウリ・
ポラー、アメリカのヘヴィメタルバンド、キャメロットのドラマーの
キャセイ・グリロらが参加した。
デビューアルバムは、世界の多くのロック雑誌やウェブサイトで
高い評価を得、日本のBurrn!誌において、Almahはメロディック
メタルシーンにおけるビッグバンドの一つとして選出され、また、
エドゥ・ファラスキは5年連続「世界のBest 5シンガー」の一人と
して選ばれている。
2ndアルバム『Fragile Equality』は2007年9月24日日本ビクター
/レーザー・カンパニーレコードによりアジア/ブラジルに向けて
リリースされ、ヨーロッパ/アメリカ/カナダでは10月17日に
AFMレコードよりリリースされた。2007年6月以来アングラは
2年間の休憩を取った。
2012年、エドゥはファンに対し、長年のアングラでの活動に終止符を
打つことを発表。アングラ脱退後はアルマーの活動に専念する。
2013年4thアルバム『Unfold』をリリースした。
Almah – Beyond Tomorrow
Almah – Living and Drifting
Angra
Angra(アングラ)は、ブラジル、サンパウロ出身のヘヴィメタル
バンド。
バンド名はブラジル神話の火の女神に由来する。
1991年11月、元VIPER (ヴァイパー)のヴォーカリスト、
アンドレ・マトス(※下記追記あり)とギタリストのラファエル・
ビッテンコートを中心に結成された。
ビッテンコートの元バンド仲間でベーシストのルイス・マリウッティ、
ドラマーのマルコ・アントゥネスが加入。初期のラインアップでは
アンドレ・マトスとラファエル・ビッテンコートがメインの
ソングライターとしてほとんどの曲を書いた。
1992年、ギタリストのキコ・ルーレイロが加入(2015年、アメリカの
スラッシュメタルバンド、メガデスに参加したため離脱。後任として
アルマーのギタリスト、マルセロ・バルボーザが加入した)。
1993年にデビューアルバム『Angels Cry』をリリース。
同年、ドラマーのマルコ・アントゥネスが脱退する。
1994年後任ドラマーとしてリカルド・コンフェッソーリが加入。
1996年に『Holy Land』をリリース。
3作目『Fireworks』のレコーディング時にはアンドレ・マトスは
既に脱退の意志を表明しており、レコーディングに参加するかも
不透明だった。
そのため、エドゥ・ファラスキを呼び寄せ、デモ録音などを行って
いた。結局レコーディングとツアーを行った後にマトスは脱退。
また、マトス脱退によりアングラの将来に不安を持ったルイス・
マリウッティ、リカルド・コンフェッソーリもマトスの後を追って
脱退する。
残されたギターのキコとラファエルはバンドの立て直しを図り、
ヴォーカルに、以前からマトスの後任候補であったエドゥを
加入させる。
また、オーディションにおいて、ベースにフェリペ・アンドレオーリ、
ドラムにハンガーでの活動で知られるアキレス・プリースターを
迎え、2001年に『Rebirth』をリリース。新生“ANGRA”として
復活を遂げた。
2012年、エドゥが脱退。後任としてラプソディー・オブ・ファイアの
ヴォーカル、ファビオ・リオーネを迎えて活動を再開する。
※2022年追記
元ヴォーカリストのアンドレ・マトスが2019年6月8日、心臓発作に
より47歳で亡くなった。
元アングラのバンド仲間で、メガデスのキコ・ルーレイロは
マトスに敬意を表し、自身のFacebookで彼の死を悼んだ。
「なんて悲しい朝!アンドレ・マトスが亡くなったという電話と
ニュース。人生は儚すぎる。泣いた。私はリオ・ブランコの
私立学校で14歳だった。アンドレはすでに指標でした。
私たちは彼のようになりたかった。比類のない声、ピアノの才能。
幸いなことに、運命は私たちを9年間一緒にしました。私たちが
一緒に過ごした年月の中で、私たちは素晴らしいものを生み出し、
経験しました。それらは私の記憶の中で最も特別な場所に
しまってあります。
リハーサルに行くバスの中で話し合った、世界的に有名な
ヘヴィメタルバンドを持つというクレイジーな夢。彼が作った
曲、アルバムは時代を超越したものであり、最初のおぼつかない
ショーからヨーロッパでの大規模なツアーまで. 今、すべてが
私の心に蘇ってきています。彼の比類なきハイトーンから
丸眼鏡越しの視線まで。
アンドレ、あなたはこれまでもこれからも、私たちにとってとても
大切な人です。今週、あなたは20年ぶりにまた一緒にプレイしたいと
言いました。悲しすぎる。
あなたの声、あなたの歌、そしてあなたのピアノは私たちすべての
ファンにとって永遠です。ありがとう、アンドレ。安らかに」
アングラの元メンバーでもあるドラマーのリカルド・コンフェッソーリと
ベーシストのルイス・マリウッティは彼の死を知り、Facebookで
メンバー全員の署名をしたコメントを投稿した。
「運命は私たちを結びつけ、引き離し、結びつけ、そして今、
また新たな策略を仕掛けたのです。
私たちは深い悲しみをもって、アンドレに決定的な別れを告げる
こととなりました。アンドレにもう一度さよならを言うことは、
心に深い痛みを伴います。
決して癒えることのない傷に加えて、私たちの仲間であり友人で
ある彼と輝かしい時間を過ごしたことを知ったとしても、私たちの
心の中には永遠に彼の最高の姿が残っていることでしょう。
安らかに。
Hugo Mariutti
Luís Mariutti
Ricardo Confessori
Fábio Ribeiro
マトスは1991年にラファエル・ビッテンコートとアングラを結成し、
バンドの最初の3つのスタジオ・アルバム(1993年の『Angels Cry』、
1996年の『Holy Land』、1998年の『Fireworks』)でヴォーカルを
担当。しかし、2001年にバンドを脱退しシャーマンを結成。
彼らの2ndアルバム『Reason』は名声を維持し、リオデジャネイロで
10,000人の前で行われたコンサートで最高潮に達した。この後、
バンドのオーナーで元アングラのドラマーだったコンフェッソーリは
マトスとマリウッティ兄弟をバンドから解雇した。
死の直前まで、マトスはマリウッティ兄弟とソロ活動を続けた。
彼らのファースト・アルバム『Time to Be Free』は(2007) は、
マトスのシャーマンからの離脱に焦点を当てた歌詞をテーマにした
個人的な内容となっており、ギタリストのヒューゴ・マリウッティは
ほぼすべての曲をマトスと、Viperのマトスの元バンドメイトである
Pit Passarelと一緒に書いた。『Time to Be Free』はマトスに
よって書かれた最もシンフォニックなレコードと見なされている。
このアルバムは、ブラジルとヨーロッパの両方で成功を収め、
批評家とファンから賞賛された。アルバムの成功と期待に加えて、
マトスは世界に向けたビデオクリップを記録しないことに決めた。
彼は、日本の聴衆に向けた、独占的なカヴァー曲のビデオクリップを
記録してリリースしただけであった。
(『Time to Be Free』、『Separate Ways (Journey Cover)』
2018年6月29日、シャーマンは17周年を記念してオリジナル・ラインアップで
再結成を発表。ツアーを行っていた。
2019年6月2日にはブラジルのサンパウロで、トビアス・サメットが主宰する
Avantasia(アヴァンタジア)のコンサートに出演したばかりであった。
Angra – Carry On
Angra – Nova Era
Angra – Waiting Silence
Firewind
Firewind(ファイアーウインド)は、ギリシャのパワーメタル、
ヘヴィメタル・バンド。
ギタリストのガス・Gを中心に1998年に結成された。
バンド名はウリ・ジョン・ロートのバンド、エレクトリック・サンの
2ndアルバムに由来する。
ガス・Gはミスティック・プロフェシーやドリーム・イーヴル、
ナイトレイジを掛け持ちし「世界一多忙なギタリスト」と
呼ばれていたが、現在は自らがリーダーを務めるバンド、
ファイアーウインドの活動に専念するため他のバンドから全て
脱退している。
2005年にはクリストファー・アモットが脱退したアーチ・エネミー
にサポート・ギタリストとしてツアーに参加した。
また、同時期に作られたアーチ・エネミーの6thアルバム
『Doomsday Machine』にも参加している。
2009年夏からオジー・オズボーンのツアーに参加。
2010年6月発売のアルバム『Scream』にも参加。
メンバーはギリシャ人が中心だが、頻繁にメンバーチェンジが
行われている。
ガス・Gは2014年ソロ・アルバム『I Am the Fire』をリリース。
メガデスのデイヴィッド・エレフソン(B)、Mr.Bigのビリー・シーン
(B)、アーチ・エネミーのダニエル・アーランドソン(Ds)を迎え、
ヴォーカルにDevour The Day(『I Am The Fire』)、
Eyes Set To Killのアレクシア・ロドリゲス(『Long Way Down』)、
ジェイコブ・バントン(『Just Can’t Let Go』)、マッツ・レヴィン
『My Will Be Done』、『Blame It on Me』、
『Eyes Wide Open』、『Redemption』、『End Of The Line』)、
ジェフ・スコット・ソート(『Summer Days』)、トム・S・イングランド
(『Dreamkeeper』)をフィーチャーした多彩な顔ぶれによる
アルバムとなった。
Firewind – Head Up High
Firewind – Mercenary Man
Firewind – World on Fire
DragonForce
DragonForce(ドラゴンフォース)は、イギリスのパワー・メタル
バンド。
イギリス、ロンドンで1999年、Demoniacでプレイしていた
ハーマン・リ(G)とサム・トットマン(G)はドラゴンハートの名の下、
バンドを結成する。
2人は広告でヴォーカリストを募集、ZP Theart(ジッピー・ハート※
日本ではサートと読まれている)を獲得する。元Demoniacのドラマー、
Matej Setinc(1999年12月脱退、ディディエ・アルムズニが加入)、
ベーシストのスティーヴ・スコットとキーボーディストのスティーヴ・
ウィリアムズ(ともに2000年脱退)が加入する。
2000年インディーズレーベルよりデモ『Valley of the Damned』を
リリース。ヨーロッパでの彼らのツアーからのライブ映像を
フィーチャーしたプロモーションビデオと一緒にリリースされた
アルバムタイトル曲『Valley of the Damned』は、最もダウンロード
された曲としてMP3.comで2週間1位にチャートインし大きな成功を
収めた。
2002年ノイズ・レコードと契約。既にドラゴンハートというパワー
メタルバンドが存在していたため、バンド名をドラゴンフォースに
変更。
2003年デビューアルバム『Valley of the Damned』をリリースする。
デビューシングルとしてリリースされた『Valley of the Damned』は
バンドの最も有名な曲で、現在まで彼らのライブパフォーマンスの
定番となっている。
彼らの音楽は、ファンタジーをテーマにした歌詞と、長い高速
ギター・ソロ、それに加えて、レトロなビデオゲームの影響を
受けたエレクトリックなサウンドが特徴。
2014年8月の時点で、6枚のスタジオ·アルバム、1枚のライヴ・
アルバム、1つのデモをリリースしている。
現在のメンバー
・Herman Li(ハーマン・リ、G 1999年-)
・Sam Totman(サム・トットマン、G 1999年-)
・Frédéric Leclercq(フレデリク・ルクレルク、B 2000年-)
・Vadim Pruzhanov(ヴァジーム・プルジャーノフ、Key 2001年-)
・Marc Hudson(マーク・ハドソン、Vo 2011年-)
・Gee Anzalone(ジー・アンザローネ、Ds 2014年-)
Dragonforce – Valley of the Damned
DragonForce – Through The Fire And Flames
DragonForce – Heroes of Our Time